
川島 優子 — レトロと現代が交差する九谷の表現
共有
独自の表現
川島優子さんの作品は、まるで現代アートのような大胆でユニークな構図や色彩を持ちながら、モチーフにはどこか懐かしいレトロな雰囲気が漂っています。昭和的な建物や街角、看板や花など、身近な風景を切り取るその眼差しは、誰もが抱く「記憶の一場面」を呼び覚ますようです。
出会いと共作
あるギャラリーで川島さんの作品に出会ったとき、その独創的な表現に一目惚れしました。モチーフの選び方から構図、色づかいに至るまで、他にない個性が際立っており、特に若い女性に支持されるだろうと直感しました。ギャラリーの方の紹介を通じてKASHIKOとの共作が実現し、以来、数々のコラボレーションが生まれています。
海外でも人気のマスキングテープ
川島さんとともに制作したマスキングテープは、KASHIKOのラインナップの中でも特に海外で好評を博しています。レトロでノスタルジックな題材に、ポップでモダンな色彩が重なり、どこか温かみのある新しい九谷の表現として受け入れられています。
KASHIKOとの共鳴
KASHIKOが大切にする「静けさと美を日常に」という理念と、川島さんのアートは響き合っています。ノスタルジーとモダンが交差する彼女の作品は、暮らしの中に小さな物語と彩りを添え、見る人の心にやさしい余韻を残します。
略歴
- 2018年:第41回伝統九谷焼工芸展 連合会新人賞受賞
- 2018年:第13回能美市美術展 奨励賞受賞
- 2019年:石川県立九谷焼技術研修所 研究科 修了
- 2019年:卒業制作展がパーマネントコレクションとして選定される
若手ながらも数々の賞を受け、すでに注目を集める九谷焼作家です。